http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050515-00000003-san-pol
政府は十四日、愛知万博開催期間限定で実施している韓国人観光客の査証(ビザ)免除措置を万博終了後も継続、恒久化する方針を固めた。六月に韓国で行われる日韓首脳会談で、小泉純一郎首相が盧武鉉大統領に表明する。観光振興に加え、韓国が強く求める観光ビザの恒久免除を実現し、領土問題や歴史認識などで冷え込む両国関係の修復を図る狙いもある。今後、韓国人スリ組織の入国阻止など治安をどう確保するかが課題となる。
観光ビザをめぐっては、韓国が日本人向けは免除しているのに対し、日本側の免除は韓国人修学旅行者に限っている。このため、韓国には「不平等で相互主義の原則に反している」との不満が強かった。日本側は万博期間中の実績で判断する方針だったが、「日韓関係早期修復のテコにしたい」(政府筋)という首相の判断で恒久免除を前倒しする。
今月、日韓両国の職員が相手国の空港で入国審査を行う「プレクリアランス(事前審査)」に日韓が合意したことも恒久免除の後押しをした。
これは、政府が不法滞在目的の入国を防ぐため、韓国に求めていたもの。法務省入国管理局によると、今年一月現在、韓国人の不法滞在者は約四万三千人で国別では最も多い。約三万九千人は短期滞在ビザで入国後、行方不明になっている。韓国人不法滞在者は審査態勢が手薄な地方空港からの入国が多いとされ、出国時点の審査が有効とみていた。
当初、韓国は日本の公権力が自国に及ぶことに、難色を示していたが、相互実施を条件に導入に同意した。
ただ、法務省は「プレクリアランスは、ビザの有無にかかわらず行う。恒久免除とは関連がない」(幹部)と主張。治安対策や不法滞在者の摘発の強化を訴えている。
勘弁してください。韓国側で免除しているのはそちらの都合で、観光客入れるためにやってることであって、不平等などという資格はない。不平等が嫌なら韓国が観光ビザの免除を止めたらいい。
不法滞在者がもっとも多いという悪い実績がある国に対して、プレクリアランスとやらだけでどこまで対応できるのか。最低でも、一定期間のプレクリアランスのテストをして、その結果が出てからでなければ、ビザ免除など到底無理な話だ。