匙を投げる

(薬の調合のための匙を投げ出す意)医師が治療の方法がないと診断する。また、物事に救済や改善の見込みがないと断念する。「広辞苑第六版より」

片頭痛について

ちょっと気になったっていうかボクも片頭痛持ちなので、ちょろっと調べてみましたよ。

片頭痛の前兆現象とかは置いといて、偏頭痛への対処の仕方をちょっと書いてみたい。

原因

わかりません。と書いては元も子も無いけど、血管が拡張して、近くの神経を刺激すると考えられているものの、なぜそのようなことが起こるのかはまだはっきりしていません。
食品によっては片頭痛を誘発するものもあるそうなので、ファイザー製薬の資料を引用。

食品名 原因物質 備考
チーズ、ヨーグルト、乳製品 チラミン チラミン含有量は熟成期間が長いカマンベールやブルーチーズに多い。プロセスチーズやヨーグルトなどは含有が少ない。
アルコール 添加物 アルコール自体にも血管拡張作用がある。
ワイン ヒスタミン、芳香フェノール ヒスタミン濃度は白ワインよりも赤ワインのほうが高い。
チョコレート フェニルチラミン
ココア チラミン、ヒスタミン
柑橘系果物 血管作動性アミン(オクトパミン、塩酸フェニレフリン) オクトパミンは交感神経興奮性アミンで、塩酸フェニレフリンも同じく交感神経興奮性アミンであり、強力な血管収縮作用をもつ(ステッドマン医学辞書)。
ハム、ソーセージ、ベーコン 亜硝酸塩( 防腐剤として使用されている)
コーヒー、紅茶、コーラ カフェイン コーヒーなどの摂取が多い場合、中断した時に片頭痛が誘発されることがある。
化学調味料、醤油、レトルト食品、缶詰、スナック菓子 グルタミン酸ナトリウム
その他 人工甘味料( アスパルテーム)、ビタミンE

対処方法

基本的には薬物療法。痛むところを冷やしたり、カフェインを取ったりという方法もあるが、薬を飲むのが手っ取り早い。
市販薬は、基本的に痛みを和らげるだけで、血管の拡張や炎症を治めるわけではないので、トリプタン系の薬で、直接原因を治すのが良いと思う。

薬の値段について

トリプタン系の薬は一般的に高い。
イミグランゾーミッグレルパックスは、1錠当たり1,000円前後、保険適用後で約300円と、割と高価。
例えば、半分がやさしさでできているバファリンなんかは、12錠で440円、24錠で720円、36錠で1,000円、48錠で1,300円、包装等を無視しても1錠30円程度なので、その高価さはわかると思う。
まぁ効くかどうかわからない市販薬より、コーヒー一杯の値段で頭痛が治ると思えば高くないのかな。

それにしても、こんな薬の名前まで細かく書いてあるはてダキーワードはすごいとしか言いようが無い。